カーディオ運動:ウエイトトレーニングの前?それとも後?

ウエイトトレーニングとカーディオ運動に慣れているけれど、実はどちらを先にやるのがより効果的なのかと悩んだことはありませんか?本記事で詳しくご紹介します。
カーディオ運動:ウエイトトレーニングの前?それとも後?

最後の更新: 26 8月, 2019

カーディオ運動とは、体脂肪を効果的に燃焼する有酸素運動で、ウエイトトレーニングと組み合わせることで、効果的に筋肉を引き締めながら理想の体型へと近づくのに役立ちます。

しかし、カーディオ運動とウエイトトレーニングはどのような順番でやったら良いのでしょうか?

どちらを先に行えばいいのか確信が持てない場合は、本記事をこのまま読み進めてください。

ウェイトトレーニングの前にカーディオ運動を行う場合

ウエイトトレーニングの前にカーディオ運動を行うと、心拍数や体温を上昇させるため、ウエイトトレーニング中にもカロリーを燃やし続ける効果があります。

エリプティカル カーディオ運動 ウエイトトレーニング

しかし、カーディオ運動を先に行うと体が疲れてしまい、ウエイトトレーニングに必要なエネルギーが十分に残っていないことがあります。

ウェイトトレーニングの後にカーディオ運動を行う場合

ウエイトトレーニングから始めるのはとても良い方法であり、実はカーディオ運動から始めるよりも脂肪の燃焼に役立ちます。

ウエイトトレーニングから始める場合、体内に十分なエネルギーがあるため、より重いウエイトを正しいフォームで使うことができ、筋肉を構築する効果が高まり、それが脂肪燃焼効果へとつながります。

カーディオ運動を先に始めるよりも、脂肪燃焼効果はより高くなります。

残念なことに、ウェイトから始めると、激しいウエイトトレーニングの後に激しいカーディオ運動を行うという意味であり、すべての人が容易に行うことができるわけではありません。

カーディオ運動 ウエイトトレーニング

「目標を高く設定し、そこに到達するまで止まらないことだ。」- ボージャクソン –

ウエイトトレーニングが先?それともカーディオ運動が先?

この質問に答えるためには、運動を行なっている目的を考えることが大切です。

また一般的に、集中して効率よくそして強度の高い運動をするのに十分なエネルギーがある場合は、ウエイトトレーニングを行なってから、カーディオ運動を行うのが良い方法ですが、十分なエネルギーがない場合は、運動の効率が悪くなり怪我のリスクが高まる傾向があります。

このことを踏まえて、健康維持や促進を目指している人がウエイトトレーニングとカーディオ運動の両方を連続して行う場合は、筋肉の疲労を予防してエネルギーを効率よく使うために、カーディオ運動を行なってからウエイトトレーニングを行いましょう。

その他の留意事項

残念なことに、どちらを先に行うのが良いかというのを判断する魔法のような公式や判断方法はありませんが、今回のアドバイスを考慮し、必要に応じて医師や専門家に相談することをお勧めします。

前述したように、筋肉量を増やして鍛える場合には、筋肉の収縮(グリコーゲン)のためにも、体に十分なエネルギーがあるとき、つまりウエイトトレーニングを先に行ってください。

重いウエイトをあげる女性 カーディオ運動 ウエイトトレーニング

運動を行なっている時に、より多くのカロリーを消費するのが目的の場合は、前述したように、カーディオ運動を先に行い、その後ウエイトトレーニングを行えば、ウエイトを行なっている間もカロリーを消費します。

また運動だけではなく、体を正常に機能させ、運動から最大の効果を得るためには、健康的でバランスのとれた食生活を心がけながら、健康的なライフスタイルを維持してください。

どれだけ運動を頑張っても、それ以外の生活習慣が乱れていては、望んでいる効果が得られません。


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