代謝を悪くしてしまう3つのダイエット方法とは?

ダイエットを計画するときは1日に必要な量のカロリーをきちんと計算し、十分なエネルギーを摂取して代謝をスピードアップさせることを忘れてはいけません。
代謝を悪くしてしまう3つのダイエット方法とは?

最後の更新: 13 4月, 2019

いまや世界中のあらゆる人がダイエットにすぐに効果のある食事方法をオンラインで検索する世の中となりました。

そこで見つけることができる「魔法の解決策」「奇跡のダイエット」などというふれこみのダイエット法は大抵は体に必要な栄養バランスを考えずにいるため非常に危険です。代謝を悪くし健康にも害を与えてしまうようなダイエットの罠に陥らないようにするためにも、しっかりとした知識を身に着けていきましょう。

代謝に悪影響を与えるダイエット法

すぐに痩せることができるダイエット法というものに飛びついてはいけません。特に健康的な食生活とはいったい何かを理解していない場合、絶対に行ってはいけないのです。それでは流行したダイエット法をいくつか例にあげて、どういったものを避けなければいけないのかを見ていきましょう。

代謝  悪くしてしまう  ダイエット 方法

ダイエット中の食事が1日あたり1200~1400カロリー以下だとエネルギー不足であると考えられています。この場合、代謝が悪くなって、疲れ、めまい、頭痛、集中力の欠如などが起こってしまいます。

さらにまた、代謝が悪くなると体重を減らすのが難しくなります。なぜなら痩せるためにはエネルギーを使って脂肪を燃やす事が必要ですが、体が疲れてしまっていてはエクササイズも思ったようにできないからです。健康的な体重を維持するためには運動することが欠かせないのです。

また「魔法のダイエット」をうたったダイエット法の多くは摂取カロリーを極端に減らしたり、限られたものを少ししか食べられなかったりといった制限が厳しい場合がほとんどです。

これでは栄養分のバランスを崩してしまいます。ダイエット中であっても、必須栄養素やビタミン、ミネラルの全てを摂取しないといけません。また、同じ食べ物を食べ続けることは精神的にも疲労を与え、ダイエットが成功できなくなる原因にもなります。

代謝を悪くする3つのダイエット法

デュカン・ダイエット

これは近年普及してきた有名なタンパク質をメインに摂取するスタイルのダイエット法です。このダイエット法は4つの段階と期間で構成されており、どれだけ痩せたいかによって異なります。

最初の段階では、赤身の肉、鶏肉、魚、チーズ、卵などの動物性タンパク質のみの摂取が許可されます。この段階は10日より長くは行えません。第2の段階では、タンパク質を摂取する日と野菜を摂取する日を交互に変え、目標体重に達するまで続けます。

第3の段階では徐々に炭水化物を再び食べ始めることができ、体重をこの位置で定着させます。1~2週間後には第4の段階として通常の食事に戻ることができます。

英国栄養士会はデュカン・ダイエットのリスクとして、腎臓や肝臓の疾患を抱えている人には危険であると述べています。また大量のタンパク質で体が中毒を起こし、代謝が悪くなる可能性があります。

アトキンス・ダイエット

アトキンス・ダイエットは基本的にデュカン・ダイエットをより厳格にしたバージョンです。オリーブオイル、ココナッツオイル、ナッツ、バターなどの主に動物性タンパク質と脂肪を摂取する、低炭水化物ダイエットになっています。

専門家によると脂肪の摂りすぎは健康に危険をもたらすことが指摘されています。冠状動脈性心臓病の患者や高コレステロールと判断されている人はこのダイエット法は向いていません。

さらにこのダイエットでは野菜や果物の摂取量が不足するのでビタミンやミネラルの減少を引き起こします。

ダイエット 代謝  悪くしてしまう  ダイエット 方法

断食

断食は古くから伝わるやり方で、バランスと意識をうまくコントロールするといった方法で長年にわたって行われてきました。しかしこういった断食の中には科学を無視したやり方で体を「デトックス」するために長期間行うといった場合があり危険です。

デトックスすること自体は体には良いのですが、青汁、スムージー、スープや水だけで何日も過ごすような食生活はうまくいきません。

断食することでいったんは痩せたとしても、また前のように普通に食べ始めたらすぐに元通りになります。

さらに長時間の絶食は胃を傷めたり炎症を引き起こす可能性があり、場合によっては消化管の潰瘍につながることがあります。

こういった理由から、断食を行うと必然的に代謝が悪くなるといった可能性が高いといえるでしょう。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。