お手軽で栄養豊富な野菜「ブロッコリー」について

ブロッコリーはおいしくて栄養価が高く、しかも手頃な価格で入手できる万能な野菜です。この記事では毎日の食卓におすすめの野菜、ブロッコリーについて詳しくまとめてみました。
お手軽で栄養豊富な野菜「ブロッコリー」について

最後の更新: 01 5月, 2019

ブロッコリーは栄養が豊富で最も完成度の高い野菜の一つであるといわれています。必要な必須栄養素がたっぷり含まれているので健康的でバランスの取れた食生活を送るためにもぴったりの野菜です。生のままでも火を通してもどちらでもおいしくいただくことができますよ。

また、様々な料理に使える便利な野菜でもあります。栄養価が高く、健康的で、お手頃な価格、と3拍子揃ったブロッコリーは万人におすすめの素晴らしい食材なのです。

 

ブロッコリーのメリット

ブロッコリーはカリフラワーと同じアブラナ科の野菜のグループに属します。このグループの中でビタミンとミネラルの点において最も豊かな野菜です。ブロッコリーのメリットを以下にまとめてみたのでご覧ください。

  • ベータカロテンから変換されたビタミンAが多く含まれています。ビタミンAはデトックスに不可欠であり、免疫力を強化し、感染症を予防します。目にもよく、損傷した組織を修復します。妊娠中の女性には特に不可欠な成分です。
  • オレンジよりもさらに多くのビタミンCが含まれています。病気を予防して寿命を延ばすのに役立ってくれます。抗酸化作用があり、体の酸化を食い止めて老化を遅らせます。
  • 血液凝固のために不可欠であるビタミンKが含まれているので出血を防ぐのに役立ちます。
  • 代謝機能を促す役割を持つリンが多く含まれています
  • 葉酸が豊富なので遺伝物質の合成に役立ちます。葉酸は細胞が分裂して成長するのに必要な成分であるので、体の維持と成長のために不可欠です。
  • カリウムが含まれています。カリウムの重要な働きの一つに体内の余分な塩分を排出することがあげられます。このため体液貯留を防ぐことができます
  • 血液の形成に必須である鉄が含まれています。鉄は赤血球とヘモグロビンの一部であり、体全体に酸素を運ぶという重要な働きを担っています。
  • 心臓を保護する役割を持つオメガ3が多く含まれています
  • 脂肪や炭水化物が少なく、日常生活を送る上でのヘルシーなエネルギー源となります。
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素晴らしい効能を持つブロッコリー

様々な研究によりブロッコリーを摂取することで病気を予防しそして病気と戦うことができるということが明らかになっています。医師や栄養士が食生活にブロッコリーを加えることを推奨するのはそのためです。

それでは病気になりにくくなるといわれ、ほぼ薬用野菜であるとも囁かれるブロッコリーの主なメリットを見てみましょう。

  • 肥満を予防

必須栄養素が多く含まれているのでダイエット中に理想的な食品です。カロリーが低いので食べても太りにくいです。

  • 女性ホルモンのように機能するフィトエストロゲン

更年期になるとフィトエストロゲンは骨密度を高めるのを助けるので骨粗鬆症のリスクを軽減します。さらに更年期障害やホルモンの変化によって起こるさまざまな症状を緩和します。

  • ガンを予防

ブロッコリーに含まれる栄養素の多くは発ガン性物質を取り除くのに有効です。つまりガン細胞をやっつけるのに役立ち、ガンを予防します。

  • 心血管疾患のリスクを軽減

ブロッコリーには血圧をコントロールするのに必要なミネラルが含まれています。毎日100グラム摂取することで、高血圧、脳卒中、貧血および循環器系に関連するさまざまな病気になるのを防ぐことができます。

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その他のメリット

  • デトックス効果があります。抗酸化作用があり、人体から毒素、フリーラジカル、尿酸を排出するのを促します。
  • 便秘を予防します。ブロッコリーには食物繊維が豊富に含まれていてお通じが良くなるのでおすすめです。 腸の機能、特に腸透過性を改善します 。また同時に胃酸過多になるのを防いで消化力を向上させます。
  • 葉酸が含まれているため妊娠中には特におすすめの野菜です。
  • 動脈に蓄積する脂肪を排除するのに役立ち、関節症を予防します。
  • 神経系に影響を与える神経変性疾患を予防します。パーキンソン病とアルツハイマー病に効果があるといわれています。

ブロッコリーは栄養の面から見て本当に完成度の高い野菜です。しかもいろんな料理に使うことができるので、普段の食事に摂り入れるのは難しいことではありません。毎日の食事に積極的にブロッコリーを摂る習慣をつけるようにしていくと良いでしょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。