自転車を乗りこなすためのヒント

自転車を乗りこなすためには、常に快適で正しい姿勢を保つことが重要です。それには、自転車のあらゆる部分を最適化して、楽に乗れるようにすることをお勧めします。
自転車を乗りこなすためのヒント

最後の更新: 15 12月, 2019

サイクリング、バイクエクササイズ、マウンテンバイク、どれに乗るにしても、バランスを保つことが非常に重要です。そのためには、あなたの体格に合わせて自転車を調整する必要があります。このブログでは、自転車を乗りこなすためのヒントをご紹介します。

自転車のバランスを保つための調整

トレーニングを始める前に自転車のサドルを調整しましょう。その際に注意すべき主な要素を見ていきましょう。これを行わないと怪我をしたり、正しく運動できなくなる可能性があります。

サドルの高さ

自転車に乗る際の重要なポイントです。サドルは、ペダルが一番下にある時に、膝がほぼ伸び切るぐらいの高さにします。

自転車を乗りこなすためのヒント

自転車に乗った時に、バランスを保てることが最重要です。サドルの調整が正しくないと、怪我することもあります。背中や頸部の痛み、そして筋肉への過負荷といった怪我がよくある例です。

サドルの高さを正しく調整するための簡単なワザを紹介しましょう。まず自転車の横に立ち、あなたの腰より指3,4本分下までサドルを上げましょう。最後に実際に座ってみて、必要な高さになっているか確認します。

もう一つ便利なワザがあります。脚の内側の長さを測ります。脚を閉じて真っすぐに立ち、脚の付け根から床までを測るのです。その値に0.0885を掛けた高さにサドルを調整しましょう。

サドルの角度

自転車の中には、座った時にサドルが前方にスライドするものがあります。これは非常に乗り心地が悪い上、腕や背中に余計な緊張をもたらし、怪我で悩まされることになるでしょう

大雑把に言うと、サドルは地面と水平であるべきです。理想的な角度を求めるなら、傾きを測定してくれるアプリを使うといいでしょう。

サドルが後ろにありすぎると、会陰部に過度の圧力がかかるため、調整が必要です。最近は、前立腺保護サドルというのも売られています。このサドルは先端が下向きにカーブしています。男性は、このサドルを使えば、圧力による前立腺の問題を回避できます。

ハンドルの高さ

自転車を乗りこなしたいなら、ハンドルの調整も重要です。ハンドルの高さは、背中が真っすぐになり、腕が突っ張らず、肩が下がるように調整します。

これら3つの点を守れば、筋肉の過負荷や悪い姿勢による怪我を防ぐことができます。一般的に、サドルの先端からハンドルの中央までの距離はおよそ50~60センチになります。

自転車の種類ごとに見る注意点

あなたが練習する自転車のタイプとサイクリングの仕方によって、良い姿勢の要件は変わってきます。

バイクエクササイズ

ジムで行うバイクエクササイズに使われるスピニングバイクは、前に述べたのと同じことを気を付ければ乗りこなせるでしょう。ペダルを漕ぐ時は、常に鏡でチェックし、姿勢をトレーナーに見てもらいましょう。

マウンテンバイク

マウンテンバイクに関しては、注意すべき重要なポイントがあります。それはステムです。自転車のフォーク部分とハンドルをつなぐ役目を果たします。

自転車を乗りこなすワザ

ステムが高すぎると、上体が伸びてしまいます。逆に低くすると、より効率的でアグレッシブな乗り方ができるようになるでしょう。

この意味では、ステムの角度と長さの両方を考慮する必要があります。この2つは、自転車を使うアスリートの体格とスタイルによって決まってきます。

最後に、背が高い人のためのポイントをお教えしましょう。それはクランクセットのサイズです。一般的なサイズは170~175ミリですが、背が高い人は180ミリにした方がより快適に乗れるでしょう。

ルートサイクリング

厳しいサイクリングスタイルなので、様々な側面を考慮する必要があります。例えば、自転車のフレームのサイズです。脚の内側の長さに0.66を掛けた物を選ぶといいでしょう。

自転車を乗りこなすためのワザ

細部にわたってカスタマイズすることで、自転車に乗った時のパフォーマンスは確実に向上します。サドルに付けるクリート、ハンドルの位置、ステムの長さなどを見直してみましょう。

お分かりのように、自転車を乗りこなすには、自分の体格と自転車のタイプを念頭に置いて、カスタマイズすることが必要です。今回のヒントを参考に、自転車ライフを充実させて、思わぬ怪我をしないようにしましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。