スタジアムを共有するサッカー界のライバルたち

27 4月, 2020
ライバルチームがスタジアムを共有するなんてナンセンスだと多くの人が思うでしょう。特にサッカーほど競争の激しいスポーツではなおさらです。しかし、実は、スタジアムを共有するライバルたちがいます!
 

スタジアムを共有するライバルチームの中で最も知られているのは、おそらくインテルとミランです。しかし、スタジアムを共有しているのはこの2チームだけではありません。この記事では、永遠のライバルと同じスタジアムを本拠地として共有するチームに関するすべてを説明します。

スタジアムを共有するライバルチームたち

スタジアムの共有は、イタリアとメキシコでは非常に一般的なようで、ライバル同士が、スタジアムを共有しています。

しかしどのように共有しているのでしょうか?

実はとても簡単です。同じ日に同じ場所でプレーをすることがないというのがその秘密です。

スタジアムを共有するチーム同士の試合では、アウエーチームはそのスタジアムが自分の本拠地であるにも関わらず、アウェーユニフォームを使用する必要があります。

このタイプのライバル関係で、最も有名な例をいくつかご紹介します。

1.FCインテルとACミラン(サン・シーロ)

サンシーロ(ジュゼッペ・メアッツァ)スタジアムは、FCインテルとACミランの両チームに所属した名選手ジュゼッペ・メアッツァにちなんで名付けられました。 ACミランのユニフォームは赤と黒、FCインテルは青と黒です。

どちらのクラブも当初からライバルでした。それは、ACミランが独自の道を進んだからです。ACミランよりは比較的新しいチームであるFCインテルは、海外選手も受け入れるでしょう。

この問題のスタジアムは、1925年に建設されました。最初は、ロッソネリが所有していましたが、数年後、クラブは所有権をミラノ市に譲りました。1947年には、インテルナツィオナーレと呼ばれるFCインテルも、このスタジアムでプレーすることが決定しました。

 

2.クラブアメリカとクルスアズール(アステカ・スタジアム)

メキシコシティにあるアステカスタジアムは、世界で最も重要な試合のいくつかが開催されるスタジアムです。たとえば、ワールドカップの決勝戦は2回開催されました。このスタジアムで最初に行われたワールドカップは、1970年に行われたイタリアとブラジル戦でした。 2回目は1986年に行われたアルゼンチンとドイツ戦でした。

ただし、本拠地としてこのスタジアムを使用する2つのチームにとっては、多くの試合が行われる戦場でもあります。これらの2つのチームは、メキシコシティの永遠のライバルであるクラブアメリカとクルスアズールです。

スタジアムを共有するサッカー界のライバルたち アステカスタジアム

画像:ASMéxico。

聖ウルスラの巨像の愛称で知られるアステカスタジアムは、1966年にメキシコシティーのコヨアカンに建設されました。1970年以来、メキシコリーグの決勝戦が何度か行われました。クラブアメリカの男女子両のチームと、クルスアズールがこのスタジアムを使用するほかに、国の代表であるナショナルチームの試合が開催されます。

3.フラメンゴとフルミネンセ(マラカナン・スタジアム)

 

神秘的なマラカナンスタジアムを知らない人はいますか?

1950年のワールドカップ決勝でウルグアイがホームチームを完全に倒しました。また、2016年のリオオリンピックにおいては、このマラカナンスタジアムでサッカーの試合が行われました。

しかし、多くの人が知らないかもしれない事実の一つが、このスタジアムをフラメンゴとフルミネンセという2つのライバルチームが共有していることです。

フラメンゴは1895年に設立されたクラブで、選手のユニフォームは赤と黒です。フルミネンセは、1902年に設立されたクラブで、ユニフォームの色は、マルーン(えび茶色)、緑、白です。

フラメンゴとフルミネンセが戦うザ・リオ・クラシックは大規模なイベントで、1963年には、およそ20万人が観戦しました。

4.ローマとラツィオ:スタジアムを共有するイタリアのライバルたち

イタリアの首都にあるスタジアムを共有するライバルたちがいます。。 アッソチアツィオーネ・スポルティーバ・ローマ(AS ローマ)は1927年に設立されました。

ユニフォームは紫色と少量の黄色です。一方、ソソチエタ・スポルティーヴァ・ラツィオ(SSラツィオ)は、1900年に設立された古いチームで、ユニフォームは、スカイブルーと白です。

スタジアムを共有するサッカー界のライバルたち イタリアのスタジアム
 

ローマとラツィオは長い間ライバル関係にあるため、この2チームが同じスタジアムを使用するのは、驚くべきことです。この2チームは、ローマダービー(デルビー・デッラ・カピターレ)で戦います。この試合では、ローマのファンは南のスタンド、そしてラツィオのファンは北のスタンドから観戦します。

ローマのスタディオ・オリンピコ・ディ・ローマでは、サッカーやラグビーのナショナルチームの試合も開催されます。

5-アトラスとグアダラハラ大学(ハリスコ・スタジアム)

最後はメキシコに戻ります。ここには、スタジアムを共有するライバルに関するもう一つの物語があります。

この物語はメキシコ第二の都市であるグアダラハラのお話です。ハリスコスタジアム(エスタディオ・ハリスコ)は1960年に設立され、アトラスとグアダラハラ大学(UDG)の両チームがこのスタジアムを本拠地としています

アトラスという名前は、ギリシャ神話の巨人の名前からつけられました。選手は、殉教者聖ロレンツォを称えて、黒と赤を身に着けて戦います。グアダラは大学は、多くのファンに黒いライオンとして知られている地元の大学です。この2チームのライバル関係は、偶然にも同じスタジアムを共有しなくてはいけない、というその事実から生じています。

スタジアムを共有するサッカー界のライバルたち ハリスコスタジアム
 
画像:Flickr

最後に、スタジアムを共有するその他のライバルの例をいくつかご紹介します。

  • サンプドリアとジェノア:イタリアのルイジ・フェラーリス・スタジアム(スタディオ・コムナーレ・ルイジ・フェッラーリス)
  • アトレティコ・ナシオナルとインデペンディエンテ・メデジン:コロンビアのエアタナシオ・ヒラルド・スタジアム(スタディオ・アタナシオ・ヒラルド)
  • ACキエーヴォ・ヴェローナとエラス・ヴェローナFC:イタリアのマルカントニオ・ベンテゴディ・スタジアム(スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴティ)
  • インデペンディエンテ・サンタフェとミジョナリオス:コロンビアのエル・カンピンス・タジアム(エスタディオ・ネメシオ・カマーチョまたはエル・カンピン)
 
  • El Gráfico. Fla – Flu: carnaval carioca. Octubre de 2019. https://www.elgrafico.com.ar/articulo/1088/34617/fla—flu-carnaval-carioca
  • Infobae. Cruz Azul vs América: cuál es la historia de la férrea rivalidad que originó el Clásico joven. Octubre de 2019.  https://www.infobae.com/america/mexico/2019/10/05/cruz-azul-vs-america-cual-es-la-historia-de-la-ferrea-rivalidad-que-origino-el-clasico-joven/