カーディオマシンの効果的な使い方

有酸素運動はカロリー消費に、そして筋肉を引き締めるのに役立ちます。しかし、やはり効率的に脂肪を燃焼するためにはウエイトトレーニングも同時にこなすべきです。
カーディオマシンの効果的な使い方

最後の更新: 30 1月, 2019

エクササイズをする上でもっともやりがちな間違えの一つに「や ればやるほどいい」という考えがあります。そして、有酸素運動こそが筋肉を引き締め、痩せる為の唯一のエクササイズだと思ってしまっています。そのため、何時間も同じエクササイズをこなし同じ筋肉を使い続けてしまいます。しかし、あなたは効率的なカーディオマシンの使い方本当に知っているでしょうか。

カーディオマシンとは?

カーディオマシンとは脂肪を燃焼したり、いろいろな箇所の筋肉を引き締めるための有酸素運動用のフィットネス器具です。カーディオマシンの効果的な使い方を知っていれば、体調や血液循環を改善することができます。

カーティオマシン 有酸素運動

あなた自身、そしてあなたのポテンシャルを信じましょう。強い意志と忍耐力があれば、変化と結果は自ずとついてきます。

すべてのマシンには適した用途があり、通常それぞれのマシンは特定の体の部位にフォーカスしています。つまり、それぞれの特性を知り、どうして使うのか、いつ使うのか、どうやって効果的に使うのかを理解することが重要なのです。

フィットネスバイク

自転車は私たちの生活において非常に身近なものになっています。家にある、またはジムに置いてあるフィットネスバイクは大腿部や臀部などの下半身の運動にフォーカスしています。加えて、座ることで腹筋も鍛えることができます。

一方、スピニング(ペダルを漕ぐ運動)は背中や腰の筋肉組織を強化するために非常に有用ですし、結果として、違和感や痛みの予防にもつながります。

エリプティカル

有酸素運動 エリプティカル

最近になって人気の出てきたこのマシンですが臀部や脚部のシェイプアップのみならず、ウォーミングアップでの利用であったり、脂肪やカロリーを素早く燃焼させるのに理想的なマシンです。またトレッドミルを使っての脂肪燃焼より高い効果も期待できます。

 

トレッドミル

トレッドミルを使えば脚部へ十分な負荷を与えることができますが、同時に複数箇所の運動も期待できます。加えて、走ることで血圧を上げ、体をアクティブな状態に保つことに繋がります。

ローイング

ローイングマシンはジムでもなかなか見かけないものではありますが、とても効果的なマシンです。大量のカロリーを燃焼させ、脚や背中、腕、さらには腹筋を同時に鍛えることができます。使うマシンがこれだけだとしても十分価値があると言えるものです。

振動マシン

「セルライトキラー」と銘打ち長らく販売されてきた振動マシンですが、得られる効果はセルライトとは全く無関係であると証明されています。 実際の効果としては、体全体を振動させることにより体液の滞りをなくしスムーズな循環を促します。これにより体の機能を正常に働かせることができるようになります。

ステアマスター

ステアマスターは臀部やふくらはぎ、太ももの引き締めに有用なマシンです。さらには大量のカロリーを燃焼させ血流も促進します。ただし、唯一の欠点として、膝に過度の負荷がかかってしまうので、膝に問題がある方は利用に気をつける必要があります。

スキーマシン

スキーマシンがあればもはや雪は必要ありません。スキーマシンを使えば全身をエクササイズでき、すぐに目に見えて成果を実感できます。

カーディオマシンの効果的な使い方

カーディオマシン 有酸素運動

前述の通り、カーディオマシンは脂肪燃焼に非常に役立つアイテムです。しかし、体は繰り返しの動作には慣れてしまうという潜在的な事実を忘れてはいけません。有酸素運動をするためだけに毎日ジムに通うというのは意味を持たないのです。もし毎回同じマシンばかり使っているならなおさらです。

効果的なトレーニングを望むのであれば、10〜20分のエリプティカルやフィットネスバイク、トレッドミルを使ったウォーミングアップで始め、ウエイトトレーニングや腹筋をこなした上で、最後に、再び20分ほどの有酸素運動をして終わるのがいいでしょう。

カーディオマシンはウォーミングアップやクールダウンの手助けとして使うのがベストです。自身で、またはジムのトレーナーと相談して独自のトレーニングルーティーンを考えてみましょう。


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