マラソンに必要なメンタルの準備とは？

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マラソンは心身ともに健康になるための有効なトレーニングです。マラソンを始めるとき、どのように基本的な準備を行えばいいのでしょうか。

最後の更新： 18 3月, 2019

マラソンとは肉体への挑戦だけではなく、精神的なものにも大きくかかわっています。結局のところ、体は心に従っているわけです。この記事ではマラソンを行うときにどのようにメンタルの準備をすればいいのか、詳しく掘り下げていきます。

４２.１９５キロを走らないといけないマラソンは精神、そして肉体を酷使します。また激しい競争のため、準備に何ヶ月や何年もの長い間を必要とします。

ボストン、シカゴ、ベルリン、ロンドン、ニューヨーク、東京など、世界中に有名なマラソン大会の開催地がたくさんあります。こういった場所で世界中の何千人もの莫大な数のランナーが自己の限界に挑戦し続けているのです。

マラソン大会というのは競争でもあるので、準備のためのさまざまなスキルが必要です。マラソンを行うということはイベントに参加するということだけが目的ではなく、その過程もまた大事なのです。

マラソンのための身体的準備

では精神的なスキルに焦点を当てる前に、身体的な必要条件についてあげていきましょう。

オリンピック選手のホセ・マルティネス氏によると、フルマラソンに参加する前にはまず短距離レースでの経験を積む事が大事だとされています。

マラソンでは肉体を極限まで酷使するので、医学的に健康であり、なおかつ他人と競争できる状態であることを確認しておく必要があります。

マラソンに参加する前には少なくとも２〜３ヶ月の訓練が必要です。最終的なコンディショニングをチェックする期間として８～１０週間、トレーニングを行うことが推奨されています。

マラソンで必要なエネルギーを生み出すために、筋肉に十分な酸素が含まれている必要があります。いろんなトレーニング方法がありますので、それぞれの選手によってどういった方法が有効であるのかは異なります。どのトレーニング方法が自分に向いているかというのはコーチのアドバイスに頼ると良いでしょう。

強くて耐久性のある筋肉を養うためにもジムでウエイトトレーニングをすることが必要です。さらにウォームアップやワークアウト後のストレッチも非常に大切です。

メンタルトレーニングは物理的な準備と同じくらい大事です。選手は自分の限界を認識して、目標を達成するために潜在能力を引き出さないといけません。そのためには以下の点を考慮すると良いでしょう。

マラソンを始めて間もない人は、すぐに記録を破ったりレースに勝ったりすることはできません。こういったことでモチベーションが下がらないためにも、初めからあまりにも高い目標をたてないようにしましょう。

自分の能力と以前のトレーニングの結果に基づいて現実的な目標を立てましょう。また、レースの前日やレース中に起こるハプニングを予測しておき、そういったことにも柔軟に対応できるような心構えをしておきましょう。

トレーニング中にレースの状況にいる自分を想像して、襲ってくる疲労に対してどう対処するかをイメージします。また大会前に実際のレースの経路をたどって、できるだけ走行ルートに慣れるようにしてください。

そしてゴールのラインを横切ることを想像してみてください。それができれば実現することが可能です。強靭さ、忍耐力、トレーニング、そして自分に自信を持つことが大事なのです。

トレーニング中にポジティブなフレーズを使うのも効果的です。例えば「やればできる！」「あと１キロだけ頑張ろう！」「準備万端、あとはやるだけだ！」などといった一見自分をそそのかすようにも聞こえるフレーズが、実際には元気づけてくれます。

また外からの応援も大きな助けとなります。例えば辛くてもう走るのをあきらめそうになった時、コーチや友人または恋人に励まされると、またやる気が沸いてきます。限界というのは肉体的なものではなく、精神的なものにあるのです。

トレーニングやレース中にハプニングが起こった場合にどれだけうまく対処できるかを考えておきます。「もう無理だ！」と投げ出してしまわずに、集中力と決断力を駆使して解決方法を導き出しましょう。

マラソンは失敗することを恐れたり自己嫌悪することをやめ、努力することに価値があるというのだということを学ばせてくれます。ゴールした時に得られるであろう満足感をイメージしましょう！

またストレスを防ぐためにも、準備は前日におこないます。特に遠出しないといけない場合は必要なものをすべて用意しておきます。緊急時に必要になるかもしれない物もきちんと準備しておきましょう。

記事の冒頭で述べたように、マラソンとは４２.１９５キロを単に走るだけのスポーツではありません。マラソンに挑戦するには準備をしっかり行い、打ち込む必要があります。そして努力は必ず報われるということを覚えておいてください。