ホントに知ってましたか?卵に関しての健康豆知識
卵は最も用途の広い食品の一つであり、揚げる、焼く、スクランブル、ゆで卵など多くの方法で調理することができます。また甘い味と塩味の両方の料理の食材として使用することができるので、例えばオムレツ、サンドイッチ、ハンバーガー、シチューなどに使われています。では卵を食べる上でリスクというのはあるのでしょうか?
卵は一見スターフードのように見えますが、卵を食べる危険性というのはどういったものでしょうか。例えば食事が残ったとき、その材料に卵が使われていた場合、冷蔵庫に入れて残り物として保存しておいていいのかためらうときがあります。また卵の殻が最初から割れていたりすると、食べても大丈夫なのか迷う事があります。
それではどういった卵が安全で、そしてどういったタイミングでそれが危険になるのかをお伝えしていきましょう。
卵を食べることによるリスクとは?
卵は話題にのぼりやすい食品であり、たとえば食べるとコレステロール値が上がるなどといった噂も飛び交っています。では実際、卵を食べることによるリスクとはどういうものなのでしょうか。
卵はコレステロール値を上げる
これは事実ではありません。コレステロール値を上げる食品とは肉やソーセージなどの加工食品です。卵はコレステロール値を上げないことに加えて、良質な脂肪を含んでいます。
生卵を食べるのはリスクがある
これは本当です。調理している間に卵が持つすべてのバクテリアが除去されますが、生卵を食べるとサルモネラ菌の食中毒にかかる可能性があります。この食中毒の主な症状として、胃腸炎、腹痛、発熱があげられます。
殻の色に応じて卵の特性が異なる
これには根拠はまったくないので間違いです。殻の色と卵の特性とは無関係です。
以上を考察すると確かに卵を食べることでリスクがあるともいえます。しかしこれはあらゆる種類の食べ物を食べるときに存在するのと同じリスクであり、卵だけが特別にリスクが高いのではありません。一生を通して考えると時には状態の悪い食べ物を食べてしまったり、アレルギー反応が出てしまう食べ物を食べてしまうことは誰にでも起こりうることです。
卵を食べることは決して危険ではなく、むしろ良いことです。卵を摂取することには多くのメリットがあり、また老若男女どなたでも食べていただくことができます。
世間には様々な情報が出回っていますが、何が正しいのかをしっかり見定める必要があります。そうしないと間違った情報を信じてしまって、せっかくのヘルシーな食生活を台無しにしてしまうことになるからです。
卵の品質を知る方法は?
通常、卵は販売前の厳密な品質管理に合格しているため良好な状態にありますが、卵の状態の良し悪しは自分でも簡単に確認できますので普段からぜひこの方法を試してみてください。卵の品質を確認する主な方法は以下のとおりです。
水の中に入れる
卵の品質を確認する最も簡単な方法の1つは、水をはったコップの中に入れることです。卵が水に浮かんでしまうとそれは状態が悪いことを意味しますので食べてはいけません。
賞味期限を確認する
何よりもすぐに賞味期限を確認しましょう。賞味期限は卵が入っているパッケージや卵の殻に表示してあります。
殻を観察する
卵の状態が悪いことを示す兆候は殻にも表れます。もしひびが入っている場合はバクテリアが卵を汚染している可能性があります。
卵白または卵黄に不純物がまじっている
卵になんらかの汚れが含まれている場合、たとえば卵黄に茶色や赤っぽい汚れが混じっていたりするとその卵は品質が落ちているといえます。