長い現役生活を送るサッカー選手たち

今回ご紹介する選手たちは皆、40歳を過ぎても現役でプレーしていた、または現在もプレー中の選手たちです。
長い現役生活を送るサッカー選手たち

最後の更新: 11 11月, 2020

今年に入ってから、日本の三浦知良選手が53歳で未だ現役でサッカーをプレーしているというニュースが、世界中を驚かせました。三浦選手は、単に今でもプレーをしているのではなく、第一線のトップ選手として活躍しています。

しかし、40歳をすぎてからも現役選手としてサッカーを続けているのは三浦選手だけではありません。今回は、選手として長い現役生活を送っているサッカー選手をご紹介します。

サッカー史上、最も長いキャリアを持つ選手

最近のサッカー選手は、これまでの選手たちと比べて長い現役生活を送る傾向があります。かつては多くの選手が30歳を過ぎたら引退について考え始めていましたが、現在では30代が最も良いプレーができる時期だとも言われています。

選手の中には45歳を過ぎてからも素晴らしいプレーをして多くのファンを驚かせている選手が存在します。

今回は世界中から、長い現役生活を送るサッカー選手をご紹介します。

1.三浦知良

1967年生まれ、53歳の三浦知良選手は、現在横浜FCでストライカーを務めています。彼はブラジルでトレーニングし、サントスFCやSEパルメイラスを含むいくつかのチームでプレーしました。1990年に日本に帰国して、ヴェルディ川崎で4年間過ごしました。

1994年には、イタリア・セリエAのジェノアCFCに期限付移籍をし、その後は1998年までヴェルディ川崎でプレーをしました。

クロアチアのクラブチーム、クロアチア・ザグレブへ2年契約での移籍や、シドニーFCへの期限付き移籍を経験したあと、日本の多くのクラブでプレーを行いました。2006年からは横浜FCのストライカーを務めています。

長い現役生活を送るサッカー選手たち 三浦選手
画像:Marketing Registrado

2.エサム・エル=ハダリ

エル=ハダリ選手は1973年にエジプトで生まれました。1993年に、エジプトのチームダミエッタSCでゴールキーパーデビューしました。また、 アル・アハリを含む7つのエジプトのチームでプレーしました。エジプト国外でのチームでは、スイスのFCシオンとサウジアラビアのタアーウン・フットボール・クラブでプレーしました。

長い現役生活を送るサッカー選手たち エルハダリ選手
画像:Nación Deportes

2019年、46歳のときにエル=ハダリ選手は、エジプトのチームであるヌグームFCで引退しました。現役時代は、9つのリーグ、4つのエジプトカップ、3つのエジプトスーパーカップで優勝しました。彼はまた、2002年から2017年の間、代表チームの一員として、アフリカネイションズカップに4回に出場しました。

3.ロジェ・ミラ

ミラ選手ははカメルーン出身のストライカーで、主にフランスと母国のカメルーンでプレーをしました。また、カメルーン代表チームとして、ワールドカップ3回(1982年、1990年、1994年)と1984年のオリンピックに出場しました。

長い現役生活を送るサッカー選手たち ミラ選手
画像:FIFA

1996年にインドネシアのバリユナイテッドで引退したときには、彼は44歳でした。ミラ選手は、1994年にアメリカで開催されたワールドカップ決勝戦に出場した際、ゴールを記録した最年長選手という記録を保持しています。現役時代には、712試合で405ゴールを獲得しました。

4.ファリド・モンドラゴン

もう一人、現役生活が長かった選手にはゴールキーパーのファリド・モンドラゴン選手がいます。 モンドラゴン選手はコロンビアのカリ生まれで、1990年にデポルティーボ・カリでデビューして選手生活をスタートさせました。

彼は、アルゼンチンジュニア、インデペンディエンテ、スペインのレアルサラゴサ、トルコのガラタサライ、フィラデルフィア・ユニオンなど複数のチームでプレーしました。 2014年、43歳の時にデビューしたチームである古巣のデポルティーボ・カリで引退しました。

モンドラゴン選手
画像: 90 Minutos Colombia.

コロンビア代表チームでは、1993年から2014年までの間に3つのワールドカップで合計55試合に出場しました。最後の試合では、ワールドカップ最年長の選手になるために数分間プレーしましたが、この記録は、2018年のロシア大会で、エル=ハダリ選手によって破られました。

現役生活が長いサッカー選手のリストは続く…

このリストに追加すべきもう一人の選手が、ブラジルのソクラテス選手です。彼はその名前だけでなく、実際に医師免許を持っていたことから、ポルトガル語で医師という意味の「ドトール」というニックネームで呼ばれました。彼はブラジル代表チームとしてのパフォーマンスが最も有名です。

ソクラテス選手
画像:A la Contra.

ソクラテスは、イタリアのフィオレンティーナでの1シーズンを除いて、ほぼブラジルで選手生活を送りました。彼はボタフォゴでシーズンをプレーした後、1989年に35歳で正式に引退しました。

ソクラテスは、2004年50歳のときに、イギリスノーザンリーグのガーフォース・タウン・アソシエーションで再びプレーを始めました。実際には1か月の契約で12分間しかピッチ立ちませんでしたが、公式の試合だったため、自分がサッカー史上最長のサッカー歴を持っていると主張しました。これが公式の記録だったとしても、いずれにせよこの記録は三浦知良選手によって破られました。

40歳以降も現役生活を続けた選手には、テディ・シェリンガム(42)、ロマーリオ(42)、ゼ・ロベルト(42)、パット・ジェニングス(41)、フランチェスコ・トッティ(40)などがいます。彼らは全員、間違いなくサッカーというスポーツの歴史に自分たちの足跡を残した選手と言えるでしょう


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