知らない人もいるローイングマシーン
すでに筋力増強や減量、筋肉量を増やすためにトレーニングをしている人はいると思います。目標が何であれ、ジムにはその達成に必要な器具いろいろがありますが、「ローイングマシーン」の存在を忘れてはいけません。
この多能な器具は様々な筋肉を使い、適切な食事と組み合わせることでスリムで筋肉のある綺麗な体型を維持することができます。
現在、ローイングマシーンでトレーニングをしている人が多くいます。この器具は有酸素運動と強さと持久力を組み合わせた有酸素運動で、伝統的な漕艇の利点を多く持っています。
そもそもこの器具は、漕艇競技のトレーニングの為にデザインされました。それにも関わらず、実際に漕艇をしない人のユーザーも少しずつ増えてきています。
多くの利点があるため、このエクササイズは誰にでもおすすめです。しかし、相当量のトレーニングをする際は、事前に医者の診察を受けてからにしましょう。
ローイングマシーンの基本的な使い方
スイミングのように、全身の筋肉を使うローイングをするには、正しいやり方に気を付けなければなりません。
基本から始めてしっかりと基盤を作ることが大事なので、正しいやり方を身に着けずに行うのはやめましょう。
足のストラップがしっかり閉まり、正しい位置にあることを確認しましょう。自転車のように、押す力がしっかり伝わるようにストラップをしましょう。
ハンドルを持った時、膝が少し曲がっている状態にします。腕は胴体から真っすぐ前に伸ばしましょう。
このポジションから、背中を真っすぐ伸ばし、腕と背中で引ききる前に、最初に脚を伸ばしましょう。
運動中は背中を真っすぐに維持し、前や後ろに行き過ぎないように気を付けましょう。
また、以下の点に特に気を付けましょう:
- 肘が身体から離れないようにし、骨盤と背中を同時に前に出しましょう。
- 背中を真っすぐにし、肩を丸めないように心がけてください。
- 軽く前傾、後傾するのは可。
- 運動の力はほぼ全て脚からくるようにします。
- 流れるような動きをするように心がけてください。
ローイングマシーンのトレーニング
次に、ローイングマシーンでできるトレーニングをいくつかご紹介します。トレーニングのメニューと組み合わせると良いでしょう。背中、体幹、腕のトレーニングになります。
ローイングマシーンで背中を鍛える
ローイングマシーンは腰を鍛えるのに理想的な動きです。まずは順手でバーを持ちます。
順手のままで90度まで素早く曲げます。そうすることで、背中を鍛えることができます。他のやり方として、肩幅の広さでバーを持つことで、広背筋と肩を鍛えることもできます。
この方法はとてもシンプルで、姿勢の矯正にもなります。
腹筋を使ったローイングマシーン
腹筋と上半身をしっかりと固定することで、下半身を運動させることができます。背中を真っすぐに維持し順手でカーブを描くように引きましょう。
片手ローイングマシーン
薬指と中指の間でバーを持ち、腹筋で安定させながら回転させることなく、後ろに引きます。
より負荷を上げたい人は、同じ側の腕のローテーションと組み合わせると良いでしょう。
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